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ソンラ省の少数民族の生徒にフリースジャケットを支援

202497日に、台風11号(ヤギ)がベトナム北部全域を襲い、非常に大きな被害をもたらしました。

土砂崩れや洪水などにより、家屋をはじめ道路、送電網、田畑、畜産施設など、人々の生活の基盤が失われました。

FIDRがコーヒー生産農家の支援プロジェクトを行っているソンラ省も例外ではありませんでした。

FIDRは同省の少数民族高等学校から、生徒たちが冬期を乗り越えるための防寒着の支援要請を受けました。同校は、現地の少数民族の中でも成績優秀な生徒たちが集う寄宿制の学校です。

ソンラ省では冬の気温が10度以下になることも珍しくありません。生徒たちの大半は貧困世帯のため、台風の被災後は家族からの支援をほぼ受けることができず、防寒着を買うこともままなりませんでした。

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寒さの中で体調を崩したり学業に支障をきたしてしまうことが懸念されることから、FIDRは学校の生徒と職員計約850人に、寒冷地での生活に適したフリース素材のジャケットを提供しました。

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生徒(中央)に防寒着を手渡すFIDRベトナム事務所の大槻所長(左)

防寒着を受取った生徒たちや学校関係者からは、感謝の言葉が続々と寄せられました。生徒たちからは、「これで冬も寒さで体調を崩すことなく、学校に通うことができそうです」といった声が多く上がりました。教職員も「2月もまだ寒いソンラ省ですので、防寒着の支援は本当に助かります。これで生徒たちは、健康に学校生活を送ることができると思います」と話してくれました。

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さっそく着用した生徒たち

この度の支援活動は、多くの方々からお寄せいただいた緊急援助募金により実施することができました。ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

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