珠洲市の避難所へ、空気清浄機を支援しました
避難所となっている珠洲市緑丘中学校の体育館で、空気清浄機の動作を確認する、同校教頭の貞弘佳彦様(右)とFIDR事務局長の今西浩明(左)
FIDRは、石川県珠洲市の避難所へ空気清浄機60台を支援しました。
この度の空気清浄機は、FIDRの法人賛助会員であるニッシントーア・岩尾株式会社様よりご提供いただいた製品で、ウイルス除去能力が極めて高い機材です。いずれの避難所でも感染予防が課題となっていることから、ニッシントーア・岩尾様は被災された方々の健康を支えたいとの想いでご寄贈くださいました。
60台の空気清浄機は、2月1日の朝、珠洲市の物資集積所である武道館に搬入されました。この場にニッシントーア・岩尾株式会社の太田裕之様ならびに空気清浄機の製造元である米国Airgle社の淺井伸宏様がお越しくださり、この場に集まった市内11か所の避難所の代表の方々に機材の設置や使用方法などを説明されました。FIDR事務局長の今西も立ち会いました。
空気清浄機の開梱、組み立て方法を説明する太田様(左)、淺井様(右)
さっそく武道館から各避難所に空気清浄機が送られました。私たちは、避難所のひとつ、緑丘中学校での設置に立ち会いました。
緑丘中学校では、現在およそ100名の方々が体育館と教室で過ごされています。
避難所での空気清浄機の動作を確認される太田様(左)
珠洲市関係者の方々からは、空気清浄機の寄贈に対する感謝の言葉をいただきました。
また、体育館で避難生活を送っている方からは「非常に静かで快適です」との感想をいただきました。
避難生活が長期化する中、この空気清浄機が、避難所で過ごす方々の健康を守る一助となることを願っています。
珠洲市を含め被災地域では学校が再開し、避難所の統合や仮設住宅への入居も始まりました。FIDRは引き続き、被災地域の状況の変化に即して必要とされることに、また、復旧・復興に向けて支援を行ってまいります。