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ラタナキリへの旅

ブログを書いたスタッフ

大路

カンボジアにも、少数民族がいるということをご存知ですか?カンボジアの人口の85%以上はクメール人ですが、そのほかにも、ベトナム系や中華系、独自の文化や言語を持つ少数民族などが暮らしています。

先日、プロジェクト調査のため、少数民族が多く暮らすラタナキリ州を訪ねました。途中休憩をはさみつつ、プノンペンから車で9時間ほどの移動です。

州の保健局や病院を訪問したあと、市内から10分ほどの場所にあるYeak Loam Lake(イアク・ローム湖)に立ち寄りました。この湖は、周辺の敷地とあわせて公園になっていて、少数民族のうち最大規模のトンプォーン族が管理しています。

敷地内では、文化展示場でのトンプォーン族の文化紹介があるほか、湖の水や歩道を囲む木々が美しく保たれています。観光地の湖でよく見られる、ペダルボートなどはここにはありません。収益をあげることを考えれば、こうしたアトラクションやお土産物屋を増やすことも選択肢のひとつかもしれません。しかし、あるがままの環境を大切に守りながら、訪れる人々と共有する、この姿勢に、昔からこの湖を守ってきたトンプォーン族の人々の誇りが感じられました。

FIDRのカンボジア人スタッフは、大抵が、プノンペンで育った都会っ子クメール人。出張に同行した彼らも、自分たちと同じ国に住む別の民族の存在に触れる貴重な機会になったようです。

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