カンボジアの携帯事情
『ラララーラ ラララーラ ラララーラーラー』
1度聞いたら頭を離れない着信メロディが、今日もどこかから聞こえてきました。
「ご飯」「お昼寝」「バイク」そして「携帯電話」
これらは全て、カンボジア人の生活に欠かせないものです。
カンボジアでは、携帯電話は生活の中に深く浸透しています。それはプノンペンのような都会はもちろんのこと、電気の通っていないような田舎ですら同じです。
2013年におけるカンボジアの携帯電話普及率は105%と言われていますが、その一方で、安定的な電力供給を受けているのは都市部に住むわずか23%足らずという統計もあります。 都市部以外では、蓄電式のカーバッテリーに頼っている現状です。
しかしなぜ、こんなにもカンボジアに携帯電話が普及しているのか。その最大の理由は維持費の安さです。
カンボジアではプリペイド端末が主流ですので、初期費用を支払えば、あとは通話料だけで利用できます。また、本体は安いものだと千円程度からありますので、所得に関わらず、幅広い層で手軽に利用できるのです。
もちろん、新しい物好きの都会っ子の間では、日本同様スマートフォンが大人気。最新機種を持っていることは、かなりのステータスのようです。1人で2台から3台の携帯を使いこなすスタッフもいますが、よく混乱しないなと感心してしまいます。安価なプリペイト端末なので、複数台所有することも気軽にできるようですね。
「国が変われば 文化も変わる」
携帯電話1つとってみても その国の特性が少し垣間見られる気がします。
そして最後にもう1つ。
この国にはマナーモードという文化はまだあまりないようです。
会議中・打ち合わせ中でも携帯優先。もちろん大事な電話かもしれませんが・・・