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Xさんからの手紙

ブログを書いたスタッフ

沖山

6月初旬、「ダーディン郡地域総合開発プロジェクト」では、3日に分けてダーディン郡で活躍する地域リーダーたちに向けての技術研修を実施しました。

一言でダーディン郡といってもかなり広い地域であるため、集まったメンバーはお互い初めて見る顔ばかり。そこで、お互いの交流を深めるために「Xさんからの手紙」というゲームを行いました。
ルールは、初日にくじ引きで決めておいた「誰かさん」を3日間よく観察し、その人のよいところを見つけて感謝の手紙を書き、最終日に手紙を本人の前で読み上げるというもの。最終日まで、誰が自分のことを手紙に書いているのかわかりません。

殆どの参加者は、手紙を書くことは初めてです。ましてや感謝の手紙を書くことはなおさら。中には字を書けない人もいましたが、周りの人に教わりながら一生懸命書いていました。

そして迎えた最終日。みんなとても嬉しそうに感謝の手紙を渡し合いました。中には笑顔と共に、涙を浮かべながら手紙を受け取る人も見受けられます。

私もそのゲームに混ぜてもらい、紙一杯に書かれた感謝の手紙をもらいました。

ネパール語が全く読めなくても、彼女の気持ちが十分に伝わってくるほど紙一杯に書かれたこの手紙、いつか読めるようになるまで、大切にしまっておこうと思います。

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