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カンボジアの子どもたちの食事事情

ブログを書いたスタッフ

#海外駐在員

大路


カンボジア給食支援プロジェクトでは、昨年につづき、子どもの食事摂取基準の策定のため、全国の学齢期の子どもを対象に、身長・体重や食事内容の調査を行います。食事摂取基準とは、その国の国民の健康を促進するために、摂取することが望ましいエネルギーや栄養素の量を定めるものです。

昨日、調査員のトレーニングのため、彼らに交じって、とある小学校を訪問しました。
調査対象として無作為に選ばれた子ども以外も、調査内容に興味津々で寄ってきます。たくさんの子どもが身長計の周りを取り囲んで大騒ぎ、外から見ていた私には、調査対象の子どもが見えなくなるほどでした。猛暑の中でも、子どもたちは、本当に元気です。

ひとつ気になったのは、子どもたちが、休み時間毎に、お菓子をたべること。

校庭には、お菓子屋さんが小さなお店を開いていて、休み時間になると、子どもたちがそこに集まり、お菓子やジュースやカップラーメンなどを買うのです。あきらかに不自然な色の食べ物を手にする子どもたちをみながら、食事摂取基準が完成した暁には、カンボジアの栄養教育が充実し、彼らの小さな体が栄養たっぷりのご飯で満たされますようにと思わずにはいられませんでした。

こうして、炎天下の校庭での一日を終えて、事務所に帰りついた頃には、汗でべとべとでした。事務所で迎えてくれた職員がひとこと、「あれ、痩せたね」。一日中かきつづけた汗のおかげ?!

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