美味しいご飯でエネルギー補給
カンボジア給食支援プロジェクトでは、子どもの食事摂取基準*の策定のため、全国の学齢期の子どもを対象とした身長・体重や食事内容の調査を、6月から行っています。
先日、カンボジア南部をまわっている調査チームとともにケップ州まで行ってきました。ケップ州はプノンペンから約4時間車で南下したところにある小さなリゾート地で、新鮮な海産物が有名です。中でも蟹が人気で、通称"カニ市場"と呼ばれる地元市場は連日大勢のお客さんで賑わっています。
早朝からケップ州の小学校の調査を行ってきた調査員たちは、夕方、カニ市場で獲れたての海産物を目の前にして大興奮!晩御飯用にと袋いっぱいに蟹やえびを買いました。また、その場ですぐ茹でてもらった蟹を持ってビーチのそばに移動し、ピクニックしながら頂くことにしました。一緒に買ったチリ・にんにく・ライムなどの入った特製ソースにつけながら、みんなであっという間に平らげてしまいました。
調査員たちは久しぶりの贅沢な食事に、心も体もすっかりリラックスできた様子でした。そして翌日、また朝早くから別の州の小学校へ向かっていきました。
約2か月間、地方をまわって調査を行っている調査員たち。仲良く、時には美味しい物を食べて、最後まで頑張って駆け抜けてもらいましょう!
(おまけ)
カニ市場で茹でてもらった蟹を車に乗せようとした時、なにやら突然車のボンネットを開け始めたドライバーのソビエトさん(※写真にてピンク色のポロシャツを着ている人です)。見ていると、エンジンルームの中の機器の隙間に蟹の入った袋を入れ始めました。驚いている私を横目に、「海産物は座席の方に置くと匂いがきついし、何よりこの中に入れておけばエンジンの熱で蟹が冷めずに美味しいまま食べられるんだよ!」と自信満々。そのおかげで(?)とっても美味しく蟹を頂きました。ソビエトさん、ありがとう!
食事摂取基準*:その国の国民の健康を促進するために、摂取することが望ましいエネルギーや栄養素の量を定めるもの 詳しくはこちらの記事へ「カンボジアの子どもたちの食事事情」