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あたたかい歓迎

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#広報・支援者サービス

狩野

ダーディン郡地域総合開発プロジェクトの成果を取材するため、現在ネパールの首都カトマンズの西側に位置するダーディン郡に来ました。郡内のプロジェクト対象地3地区には、ネパール大地震復興支援で再建され、今年4月から6月に完成した学校(5校)もあり、取材の傍ら各学校も訪れています。

学校をはじめ、各プロジェクト(ため池、野菜栽培、改良かまど、溶接研修など)に参加している住民の方々を訪ねた際に、どこへ行っても必ず行われるのが「歓迎セレモニー」。額(時には頬にも)に「ティカ」という赤い粉を塗られ、一輪に100人が宿るという謂れをもつマリーゴールドでできた豪華な首飾りをかけてくれます。

首飾りは一人につき複数準備されていて、住民は代わる代わる「ナマステ」と合掌して挨拶しては訪問者の首にかけていきます。1日に訪れる場所は10か所近くなることもあり、それが学校であると、多くの子どもたちや先生が準備した首飾りが次から次へと首にかけられ前が見えなくなるほどに。また額に塗られるティカも塗り重ねられ、どんどん色濃くなっていきます。

「文化」と言ってしまえばそれまでですが、私はそれ以上にFIDRがこれまで築いてきた地域の皆さんとの信頼関係や絆を感じずにはいられません。初めて訪れる私でも「FIDRスタッフだ」と言ってあたたかく迎えてくれて、時間をかけて手作りの花の首飾りを準備してくれたことに素直に感動しました。

取材を通じて知る様々なエピソードもありますが、この「あたたかい歓迎」こそがプロジェクトの成果ではないだろうか、と思いました。

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