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2020年、「できること」に目を向けて

ブログを書いたスタッフ

#広報・支援者サービス

中川

新型コロナウイルスに大きな影響を受けた2020年もあとわずか。
これまでの「あたりまえ」が変わる中で、いつも以上に混乱や苦労があったのではないでしょうか。

反面、「変化」を「新たなチャンス」にする機会でもあったかもしれません。

9月に「コロナ禍で、新たにはじめたこと」というテーマでボランティアさんからの意見を募集しました。
その際には、
「毎日数分の筋トレ、楽器の練習、絵を描くことを始めた」
「今迄は週一度、なんとなく作ってた料理だったけど、(コロナで時間ができたの で)凝った料理も出来たし、料理の盛りつけや彩りも考える余裕が生まれた。ちょいと料理も上達したかなぁ!」
などの声が聞かれました。

私自身も、こんな時だからこそ「できないこと」より「できること」に目を向けてみました。
夏を前に、子どもたちと一緒に「やりたいことリスト」を作成。
「やりたいこと」を考える子どもたちは、わくわくが止まらない様子。
できたリストを見ると、案外コロナ禍でも実現できることがあることに気づきました。

「ザリガニ釣り」や「魚釣り」は、場所を探して即実行。
「アフリカのサファリに行きたい」は、テレビのサファリ中継の再放送を観ることで代替。サファリハットや動物図鑑も用意してムード作りはしっかりと。
「海に行きたい」は、自宅のビニールプールや市民プールで対応。

一つひとつ実行するごとに、子どもは喜び、私も「できた」という小さな達成感が湧きました。

そこで思い出したのが、FIDRの事業地で新プロジェクトを立案するための調査で、現場のスタッフが得た気づきです。
住民に、この村の問題は何かを質問していくと、話し合いのムードがどんどん暗くなっていきました。一方で、村の良いところや、創りたい未来について尋ねていくと、話し合いは明るく活発に進み、住民もやる気が高まりました。

意識を向ける方向で、私たちの気持ちは大きく変わることを、今年はより実感しまし た。

コロナ禍はまだしばらく続きそうです。来たる2021年も、「できること」や「新しい可能性」に意識を向けていきたいと思います。

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