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ネパールの色の祭り『ホーリー』

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ディナ・クンワール

ホーリーはネパール暦11月の満月の日(今年は3月下旬)に祝う、ネパールの神聖なお祭りです。豊作祈願と春の訪れを祝うお祭りであり、悪魔払いの儀式でもあります。

ヒンドゥー教のユニークな祭りの一つですが、様々な年齢層、カースト、宗教の人々がお祝いします。鮮やかな色で彩られるホーリーは、私たちの生活に多くの良いことをもたらすとされています。

ホーリーの過ごし方は、地域や文化によって異なりますが、 一般的に、友人、家族、親戚、知らない人とも互いにカラフルな色の粉や水を掛け合います。その他にも、一緒に踊ったり、コンサートを楽しんだり、「バングー」と呼ばれる葉と花から作られたジュースを飲む習慣があります。 このように、ホーリーは色のお祭りであるとともに、人と人の親交を深める機会でもあります。

例年、カトマンズでは、多くの人が世界遺産にも登録されている旧市街地のバサンタプル広場等に集まって、ホーリーを楽しみます。しかし、今年は新型コロナウイルス感染拡大を防止するためのネパール政府の要請に従い、自宅で祝う人たちもいました。一方で、新型コロナによる長い自粛生活を過ごしてきた人々が今年こそはと広場に集まって祝った様子が報道でも取り上げられました。

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