入団1年
昨年(2024年)3月に入団し、もうすぐ1年を迎える、経理職員の福西浩樹です。
.
.
FIDRのような国際NGOの職員というと、学生時代から海外好きでバックパッカーをやっていたとか、海外留学経験があるとか、帰国子女で外国語が堪能だとか、そんな人達ばかりだと思われる方が多いかも知れませんが、私はそのいずれでもありません。
30歳を過ぎるまでの海外経験は、小学生時代の家族旅行1回だけ。学生時代の専攻も経営学や会計学で、英語も特に得意だった訳ではありませんでした。
前職の金融機関時代も、海外と触れることは少なかったのですが、「そういえば世界地図を眺めるのが昔から好きだったな」「国際情勢のニュースは注目して見ているな」と気付いたことから、プライベートで国際NGOに関わるようになり、その後数年を経て、今に至ります。
いざ入団してみて業務はどうか。
FIDRは一般の株式会社とは違い公益法人なので、一般の企業会計とは少し違うルールが適用されるのですが、基本的な考え方は変わりません。
また海外事務所(カンボジア、ベトナム、ネパール)の経理担当者は全員現地人スタッフなので英語でやりとりすることになります。時にコミュニケーションがスムーズにいかないこともありますが、現地のみんなと一緒に仕事を進めているという実感が湧きます。
数字は単なる羅列に見えるという方が多いと思いますが、過去のものと比較したりすることでいろいろな意味が見えてくるもの。少しずつ団体の動きが理解できるようになってきたところです。
また担当の経理業務以外にも様々な業務に携わっています。
例えば緊急援助の対象先である能登を訪問したり、賛助会員企業様向けの事業説明会の運営スタッフとして参加したり、毎年9月に行われる国際協力系イベント「グローバルフェスタ」の出展を担当したり、本サイトの更新を担当していたり。
スタッフやFIDRを応援してくださっている皆様、初めてFIDRに触れて頂く方々まで、団体を取り巻く様々な人々に出会うことができ、より深くFIDRを理解できてきたと感じます。
.
.
一方で少しずつ課題も見えてきていたりするので、今後それらを解決していくことで、ご支援をより多くの方々に届けられる団体にしていければと考えています。
あと個人的には、海外事務所があるカンボジア・ベトナム・ネパールの事業地には未だ行けていないので、今後どこかで機会を得られれば訪問してみたいと思っています。